代表メッセージ
見えない部分まで、徹底的にこだわる。
とだかはこの先もずっと、ものづくりの会社。
とだか建設は埼玉県さいたま市を拠点に、社会インフラにおける官公庁・電力・通信の3つの分野で土木事業を行っています。その軸にある「地中化」は、当社が創業時から磨いてきた専門技術です。街の防災や景観改善という視点から、今後さらに需要が高まるこの技術を応用して、公共・民間を問わずにあらゆる地中化工事へ領域を広げています。
我々がつくるものは地面の下にあるため、利用される人々の目にふれる機会は少ないかもしれません。だからこそ、ものづくりに妥協をしたくないのです。工事後に自分たちがつくった道の上を通るたび、「あの時、もっとこうしておけば…」と後悔をしても、掘り返せるわけはないですから。一般的に建設会社は、現場の実作業を外注することが多いなかで、当社が頑なに自分たちの手でものづくりをする“施工の内製化”を守り抜いてきているのも、その理由のひとつ。経験工学とされる土木において、私たちは常に難易度の高い現場に挑戦することで、創意工夫しながら技術力と対応力を伸ばし、仲間たちと共に半世紀の歴史を築いてきました。
企業と企業の垣根を越えた連携で、
“土木業で働くという誉”をつくりたい。
しっかりと足元は固めました。時代が激しく移り変わる中で、今後は私たち土木事業者も新たなるステージをめざす必要があります。当社は2021年にマイスターエンジニアリングへ株式を譲渡し、グループ傘下に入りました。これは守りの姿勢からではなく、とだか建設にとって大きな挑戦のスタートです。2023年には同社と協業し、グループ内の土木事業を生業とする企業で構成された〈土木カンパニー〉を発足。これまでの業界の在り方に一石を投じるような、企業連合の始まりです。
少子高齢化が著しい日本では、そう遠くない未来に、工事の担い手不足が深刻化するのは承知のとおり。人材不足のほか、中小企業の多くが抱える繁閑の波、事業承継などといった根深い課題を、企業と企業の垣根を越えた連携によって解消していくのが、この〈土木カンパニー〉です。土木事業者がお互いに地場に縛られず、お互いに事業フィールドを拡げていく。そして技術や人材の横断により、一社では成し得なかった挑戦をする。こういった動きを、まずは自分たちから仕掛けていきます。
約50年にわたり土木一筋でやってきた。悩みや苦労は尽きませんが、この仕事が好きなんです。だからこそ、業界に根深く残る問題と、真剣に向き合わなければいけない。「これまで以上に地域建設業の価値が認められ、従事者みんなが社会貢献への実感と誇りをもてる」。そんな明るい未来をめざし、とだか建設は前へと進み続けます。
- 株式会社とだか建設
代表取締役社長 -