株式会社とだか建設

挫折も。遠回りも。全てを糧に。

挫折も。遠回りも。全てを糧に。

金井 省太

Shota Kanai

2017年 新卒入社

情報通信課 土木施工管理

挫折もした。遠回りもした。
だけど、向き合うことを貫けば、
自分なりの道が拓かれる。

幼少期から野球に打ち込み、キャッチャーとして活躍。
高校卒業後は建築・土木の専門学校へ進み、
インターンをきっかけにとだか建設へ入社した。
先輩や仲間に支えられて成長を重ね、
現在は情報通信課の中心メンバーとして活躍している。
不器用ながらも、人にまっすぐ向き合う姿勢を貫き、
自分らしいキャリアを築いてきた金井。
その歩みの途中には、
退職を考えるほどの挫折と葛藤の時期があった。

母と野球が教えてくれた、“まっすぐ”の原点。

小さいころは、ちょっとだけやんちゃで。地元の友達と夜遅くまで遊んだり、バカなこともたくさんやってきました。だけど、道を外さなかったのは、母ちゃんと野球のおかげです。美容室を一人で切り盛りしていた母ちゃんは、小学校のとき、僕が悪さをした噂を聞きつけて、授業中に怒鳴り込んでくるようなパワフルな人(笑)。「勉強しろ」なんて言われたことは一度もなかったけど、「人に愛される人間になりなさい」と、よく口にしていました。野球は小学生になる前から高校まで、ずっと続けていました。軍隊のように厳しい部活でしたが、そのぶん忍耐力と精神力が鍛えられたと思います。地元ではちょっと知られたキャッチャーで、高校では公式戦でホームランも何本か打ちました。当時の監督である恩師には、「周りへの感謝を忘れるな」と教えられました。母ちゃんと先生、どちらの言葉にも共通していたのは、“人にまっすぐ向き合うこと”。それが今も僕の中の芯として残っています。

野球に打ち込んだ学生時代を過ごし、高3のときには大学からスポーツ推薦の話もありましたが、最後の大会で負けた瞬間、燃え尽きてしまって。特にやりたいことはありませんでしたが、じいちゃんが建設業を営んでいたのを思い出して、軽い気持ちで建築・土木の専門学校に進みました。真面目に出席していたとは言えませんが、そんな中で参加したのが、とだか建設のインターンシップでした。そこで出会ったとだかの社員さんに「自分、バカなんで何もできないっす」と伝えたら、「うちは君みたいな元気なやつが欲しいんだよ」と笑ってくれて。最終日にはうなぎもご馳走になって、まんまと入社を決めました(笑)。仕事のイメージなんて正直、ぜんぜん持ててなかったけど、とにかくここで無我夢中に頑張ろうと誓ったんです。

道はひとつじゃない。「得意」を活かして、
輝ける方へ。

とだかの仕事は、現場作業も管理も両方やるのが基本です。僕も現場で汗をかきながら、早い段階から書類整理や計算も任されました。現場作業は得意だったんですが、とにかく数字が苦手で…。社会人になってから、先輩に掛け算を教えてもらうこともありました。それでも、勢い任せでなんとか食らいつく毎日。現場が完成して形になったとき、「自分も誰かの役に立てたんだ」と感じられる瞬間や、仲間と分かち合う達成感が、何よりの励みでした。

一通りの仕事を覚えたと思っていた入社4年目のころ、先輩の伊澤さんに「今度、一緒の現場に入れてください!」と志願しました。伊澤さんは、段取りも判断も早く、社内でも一目置かれる存在。ご飯にもよく連れて行ってもらい、仕事の話から人生の話まで、いろんなことを教えてもらっていた尊敬する先輩です。「この人から学びたい」と意気揚々と現場に入ったものの、いざ始まってみると、自分の力量のなさを痛感することに。特に数字の計算や全体の流れをコントロールする部分が思うようにいかず、伊澤さんとのレベルの差に愕然とする日々。周りに迷惑をかける場面も多く、次第に自信を失っていきました。「自分には向いてないかもしれない」と何度も感じ、本気で辞めようと思ったこともあります。それでも、「逃げ出したくない」「裏切りたくない」——その気持ちだけが、自分をなんとか踏みとどまらせていました。

限界を感じていたある日、伊澤さんが「お前の強みは、現場で手を動かす力だ。そこを活かせばいい」と声をかけてくれました。僕の特性を見抜き、作業メインのポジションをつくってくれたのです。やることが整理され、得意分野に集中できるようになったことで、気持ちが前を向くように。それから徐々に自分らしさを取り戻し、また仕事の楽しさを感じられるようになりました。あのとき、逃げ出していたら。伊澤さんが手を差し伸べてくれなかったら。今の自分は、きっといなかったと思います。

不器用でも、まっすぐに。見つけた
自分の生きる道。

いま僕は、情報通信課に所属しています。現場作業に専念したことで自信がつき、「次のステップに挑戦したい」と思うようになり、この部署に異動しました。情報通信課は、通信インフラ工事を専門に手がける部署。とだかの主事業である電線共同溝工事に比べると現場の規模は小さいものの、その分スピードが求められます。管理業務もありますが、作業の比重が大きく、自分の性格にも合っていると感じています。現在は現場責任者として、チームをまとめながら工程調整や見積もりなども担当しています。苦手だった分野にも少しずつ慣れ、「ここが自分の居場所だ」と思えるようになりましたね。近い将来、この部署を支えられる存在になりたい。そんな目標もできました。

後輩を育てる機会も増えましたが、技術よりも先に伝えたいのは、母ちゃんや先生に教わった“人にまっすぐ向き合う姿勢”です。不器用でもいいから、誠実に、一生懸命に向き合うこと。それがどんな仕事にも共通して、一番大切なことだと実感しています。とだかには、そんな姿勢を見て手を差し伸べてくれる人がいる。それぞれに合った成長の道を一緒に探してくれる人がいる。このあったかい風土が、一度は退職を考えた僕の可能性を掘り起こしてくれました。これからも壁にぶつかることはあるはずです。でも、人にも仕事にもまっすぐ向き合い続ければ、きっと道は拓かれる。そう信じて、一歩ずつ前へ進んでいきます。